株式投資で個別株投資をされている方は何を基準に個別株を購入していますか?また、購入後の「利食い・損切りのルール」を設定していますか?
個別株を購入する前に、前もって自分ルールを設定しておくことで、相場が思った通りにならなくても素早い対応が可能となります。
この記事の結論は以下です。
- 購入前に銘柄が割安かどうか確認しよう
- 利食い・損切りの自分ルールを設定しよう
- 個別株購入の前にトレンドを見極めよう
個別株購入の基準
個別株を購入する際に、現在の株価が割安なのか?それとも割高なのかを確認しておくべきです。
どの銘柄を買うかよりも、いつのタイミングで買うかが重要となります。割安であるほど、その後に株価が上昇する可能性があります。
株価が割安かどうかはどうやって判断するの?
株価の状況を判断する指標がありますので、紹介します!
PER(株価収益率)
株価の状況を判断する指標の一つとして、PER(株価収益率)があります。
PER = 株価 ÷ 一株当たりの当期純利益
PERの適正とされる値は14〜20の間とされているが、企業の成長性が楽観的な場合は高PERでも買われます。将来に不透明感がある企業は低PERで取引されます。
PBR(株価純資産倍率)
株価が割高か割安かを判断する指標として、PBR(株価純資産倍率)があります。
PBR = 株価 ÷ 一株当たりの純資産
会社の資産と現在の株価との比較であり、PBRが小さいほど株価が割安であることを示します。
なお、低PBRが全て割安ということではなく、低い状態が続くということは、その状態が本来の企業価値であると投資家に判断されているという見方もあります。
ROE(自己資本利益率)
会社が自己資本をどれだけ有効に活用して利益を上げているかを示す指標です。
ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
ROEが高い水準で推移していれば、その企業の成長性を期待できますし、株主への利益還元も期待できます。
- PER = 株価 ÷ 一株当たりの当期純利益
- PBR = 株価 ÷ 一株当たりの純資産
- ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
真に割安な銘柄とは?
割安な株で注意しておきたいことがあります。PBRが低い銘柄には業績や財務などは良好だが、株価が割安で放置されている銘柄もあれば、業績や財務内容がボロボロでいわゆる「安かろう悪かろう」銘柄もあります。
そのため、業績や財務などは良好だが、株価が割安で放置されている「真に割安な銘柄」を探すべきです。ただし、割安株を買えたとしても、みんなが注目しなければ万年割安株のままで儲からない可能性もあります。
- 業績や財務などは良好だが、株価が割安で放置されている「真に割安な銘柄」を探そう。
- ただし、割安株を買えたとしても、みんなが注目しなければ万年割安株のままである。
利食い・損切り基準
どの銘柄を購入するかということは大事ですが、個別株を購入した後にどのように行動するかがとても重要となります。
利益確定や損切りはどのタイミングですれば良いの?
人によって様々ですが、参考例を紹介しますね!
利食いと損切りの値幅の比率
利食いと損切りの値幅の比率は一般的に以下が良いと言われています。
利食い:損切り = 3:1
優秀なプロのトレーダーは「損は早く切る。儲けは、出来る限り上にひっぱる」というやり方を徹底しています。具体的には上記の3:1くらい(場合によってはそれ以上)に設定しています。
例えば、「利食い15%、損切り5%」と設定して運用するのも良いでしょうし、「利食い30%、損切り10%」でも良いでしょう。
トレイリング・ストップ
「利食い15%、損切り5%」というルールを設定した場合、買値から15%上昇して利食いポイントに到達しても、すぐには利確せず、しばらく様子をみる手段です。
例えば、最大儲け幅の20%を失ったら利食うというルールを設定した場合、株価が上昇すればその最大儲け幅の20%を割り込む水準(=ストップライン)も上方に引き上がります。このように利益確定のタイミングを出来るだけ引っ張る方法です。
適切な買いタイミングは?
個別株はどの銘柄を購入するかも大事ですが、どのタイミングで購入するかがとても重要です。
トレンドを意識する
株価を長期的に予想することは難しいです。予想する期間が長くなるほど、不確実な要素が多く入り込むからです。ただ、短期的には、現在の株価がどの位置にあり、これからどういう方向に進む可能性があるのか、大きな流れを掴むことが重要となります。
下図のように短期的にでもノイズの部分があるが、トレンドさえ見失わないようにすれば良いでしょう。
頭と尻尾はくれてやれ
株を最底値で買い、最高値で売ることが理想ではあるが、それは無理です。底値では買えないし、高値で売ることは出来ないということを認識した方が良いでしょう。
大底を探ろうとはせず、底値圏で何度かに分けて投資するようにしましょう。
- 短期的なノイズはあるが、トレンドを見失わないようにしよう
- 底値では買えないし、高値で売ることは出来ない
- 底値圏で何度かに分けて投資しよう
まとめ
個別株を購入する前に、その銘柄が割安かどうか確認しましょう。また、あらかじめ自分ルールとして利食い・損切り基準を設定しておいたほうが良いでしょう。
- 購入前に銘柄が割安かどうか確認しよう
- 利食い・損切りの自分ルールを設定しよう
- 個別株購入の前にトレンドを見極めよう
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それではまた!
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